はてなのアカウント「puis-je」は、Kevin Ayersの曲のタイトルから取っている。オリジナルは「May I ?」という英語詞だが、フランス語版があって、そのタイトルが「Puis Je ?」。
これがフランス語版。
こっちが英語版。
Q)Kevin Ayersの「May I ?」という歌について、その歌詞の内容も含めて解説してください。
Kevin Ayersの「May I ?」は、1970年にリリースされたアルバム『Shooting at the Moon』に収録されている曲です。この曲は、Ayersの特徴的なボーカルスタイルとユーモラスな歌詞が魅力的です。
歌詞の内容
「May I ?」の歌詞は、ロマンティックで遊び心のある内容となっています。Ayersは、誰かに対して自身の気持ちを伝えようとし、相手に自分の気持ちを受け入れてもらいたいと願っています。具体的には、彼は相手に自分と一緒に時間を過ごし、楽しんでもらいたいという思いを表現しています。
以下は、歌詞の一部の抜粋とその解説です:
英語:
May I sit and stare at you for a while?
I'd like the company of your smile日本語訳:
「少しの間、君をじっと見つめてもいいかい?
君の笑顔と一緒にいたいんだ」この部分では、Ayersが相手に対して自分の気持ちを率直に伝えており、相手の笑顔を見ることを楽しみたいという気持ちを表しています。
英語:
These things I say may seem all wrong
But when I wake up in the morning sun日本語訳:
「僕の言うことはすべて間違っているかもしれないけど
朝の太陽が昇るときに目覚めると」ここでは、Ayersが自分の言葉がうまく伝わっていないかもしれないと認めつつも、朝の日差しの中で目覚めるときの喜びを感じている様子を描いています。
曲の特徴
「May I ?」は、Ayersのユニークなスタイルを反映しています。彼の音楽は、サイケデリックロックやフォーク、ジャズなどの要素を取り入れており、この曲もその多様な影響を感じさせます。楽器のアレンジやリズムも、リスナーをリラックスさせる心地よいサウンドを作り出しています。
Kevin Ayersの「May I ?」は、そのシンプルながらも心温まるメッセージと独特の音楽スタイルで、多くのリスナーに愛されています。
彼の音楽を最初に聴いたのは45年ほど昔にラジオで聴いた「Mr.Cool」と「Star」だった。
そのとぼけた歌声がとても好きになり、アルバムを買おうと探すがどこにもない。大学を卒業する頃にヨーロッパを一人で3週間ほど回ったことがあり、その時にロンドンのレコードショップで「The Kevin Ayers Collection」というベストアルバムを買った。
https://www.discogs.com/ja/master/324168-Kevin-Ayers-The-Kevin-Ayers-Collection
Q)彼のキャリア、作品、生涯、来日公演などについて詳しく解説してください。
Kevin Ayersは、イギリスのシンガーソングライターおよびベーシストで、サイケデリックロックとプログレッシブロックの先駆者として知られています。彼のキャリア、生涯、主な作品、そして来日公演について詳しく解説します。
キャリアと生涯
Kevin Ayersは1944年8月16日にイギリスのケント州ハーンドンで生まれました。彼の音楽キャリアは1960年代に始まり、ソフト・マシーン(The Soft Machine)というバンドの創設メンバーとして活動しました。ソフト・マシーンは、サイケデリックロックとジャズの要素を融合させた革新的なバンドであり、カンタベリー・シーンの中心的存在でした。
ソフト・マシーンを離れた後、Ayersはソロキャリアをスタートさせました。彼のソロ作品は、ユーモラスで詩的な歌詞と多様な音楽スタイルが特徴です。彼の最も有名なソロアルバムには、『Joy of a Toy』(1969年)、『Shooting at the Moon』(1970年)、『Whatevershebringswesing』(1971年)、『Bananamour』(1973年)があります。
主な作品
- Joy of a Toy (1969年): Ayersのデビューアルバムで、ポップ、サイケデリック、フォークの要素が混ざり合った作品です。
- Shooting at the Moon (1970年): 彼の2枚目のソロアルバムで、The Whole Worldというバックバンドと共に制作されました。
- Whatevershebringswesing (1971年): より成熟した音楽性が見られる作品で、批評家から高い評価を受けました。
- Bananamour (1973年): サイケデリックロックとポップの要素が強く出ているアルバムです。
来日公演
Kevin Ayersの初来日公演は1988年12月20日、東京の九段会館で行われました。この公演では、ギタリストのオリー・ハルソールや他のバンドメンバーと共に演奏し、日本のファンに強い印象を残しました。
その後、彼は1992年にも再び日本を訪れ、6月5日に東京でコンサートを行いました。このツアーのプロモーション用フライヤーやコンサートチケットも存在し、ファンの間では貴重なアイテムとなっています。
さらに、2002年3月3日には「Tribute to the Love Generation」というイベントで東京で公演を行い、その後大阪でも公演を行いました。2004年5月には再び日本を訪れ、大津市の秀雄館や大阪、東京などで公演を行いました。
晩年と影響
Kevin Ayersはその後も音楽活動を続け、2007年にはアルバム『The Unfairground』をリリースしました。このアルバムは、彼の音楽キャリアの集大成とも言える作品で、多くのファンから高く評価されました。彼は2013年2月18日にフランスのモンペリエで亡くなりましたが、その音楽は今もなお多くのリスナーに影響を与え続けています。
九段会館の来日公演は幸運にも行くことができた。「Shouting In A Bucket Blues」(一番好きな曲)を演奏しようとするが、途中で間違えてしまい、2回くらいやり直してまた間違えて、「今日はこの曲はやめようか」とKevinが言い、観客がそれに異を唱えて、Kevinが苦笑いしながらもう一度チャレンジして歌ってくれた。ギターはOllie Halsall。
その後、1992年だろうか、再び来日公演に行っている。この時期のKevinはだいぶくたびれていて、酔っ払っていたような気もする。途中でステージから裏に引っ込んでしばらく出てこなかった。プロ意識に欠けるという見方もあるのだが、もともとそういうものをこの人には求めていない、というか、そのユルい態度にこちらも苦笑いしつつ、生きて動いている姿を見られるだけで満足だった。
Q)彼の作品をカヴァーしているアーティスト、楽曲があれば教えてください。
Kevin Ayersの作品は、多くのアーティストによってカバーされています。以下はその一部です。
カバーアーティストと楽曲
- Yo La Tengo:
- 「Singing a Song in the Morning」をカバーしています。彼らのバージョンはオリジナルの精神を保ちながらも、独自の音楽スタイルを加えています。
- The Mountain Goats:
- 「May I?」をカバーしています。この曲はAyersの代表的な作品の一つであり、多くのアーティストにインスピレーションを与えています。
- Bright Eyes:
- 「Singing a Song in the Morning」をカバーしています。彼らの解釈はオリジナルに忠実でありながら、現代的なエッセンスを加えています。
- Graham Coxon:
- Hinds:
- スペインのインディーロックバンドであるHindsは、「Caribbean Moon」など複数のAyersの楽曲をカバーしています。
YoLaTengoのカヴァーは見つからなかった(ChatGPTが間違っている可能性もある)。ただ、Mushroomによるカヴァーがあった。
オリジナル。
The Mountain Goatsによるカヴァーも見当たらない。その代わりに、Damon Albarn and Graham Coxonによるカヴァー。
Kevinの娘であるGalen Ayersと、Bridget St John(「Shooting at the Moon」で"The Oyster and the Flying Fish"をKevinとデュエットしている)によるもの。
Bright Eyesのカヴァーはあった。
Gruff Rhysも見つけた。
Shouting In A Bucket BluesのGraham Coxonによるカヴァーも見当たらず。これはKevinと、ギターがOllie HalsallではなくAndy Summersのバージョン。
こっちはOllieがギター。
Hindsのカヴァーはあった。Kevinはスペインのイビサ島にいた時期が長い。
Of Montrealのカヴァー。
2000年代になるかならないかの頃のインタビューで、「もう音楽はやめて魚料理のレストランを開く」と言っていたのだが、結局また来日したりして、今から11年前に亡くなってしまった。今でも、なんだか不思議な人だったな、と思う。