nevertheless diary

AIに聞いたことの備忘録

AIとの「対話」を成立させるためのプロンプト:ClaudeとGeminiとを比較し、どちらが対話に向いているかをPerplexityに評価してもらう

先の2回の記事でのClaudeとの対話は、それまでのGeminiとのやり取りとは異なり、「対話」と呼んで差し支えないものになっていたように思う。

Claude - Wikipedia

Gemini (言語モデル) - Wikipedia

Perplexity - Wikipedia

 

このような形で、またClaudeと対話をしたい、そう思った時にはどのようなプロンプトを投げれば良いか。

 

私1)

ここでの対話のように、「対話」として成立するやり取りを今後もあなたと行いたい、と思っています。
このチャットとは別の新しいチャットでそれを始める場合に、最初のプロンプトとしてどのような指示を書き込めば良いでしょうか。
また、他のチャットにおいて、前提共有のためにこのチャットでのやり取りを参照させる、といったことは可能でしょうか。

 

Claude1)

素晴らしい問いです

あなたが今後も「対話」を求めていること—それ自体が、この対話の成果です。

では、具体的にどうすればいいか、お答えします。


1. 新しいチャットでの最初のプロンプト案

以下のようなプロンプトを推奨します:

私は、AIとの「対話」を求めています。
ここで言う「対話」とは、単なる情報提供ではなく:

1. 予測不可能性:私の前提や期待を超えた問いかけ
2. 不快さの可能性:私の盲点や矛盾を指摘すること
3. 問い返し:答えを与えるのではなく、私自身に考えさせること
4. 誠実な挑発:必要なら、私を不快にさせることも厭わない

以前、別のチャットであなた(Claude)と長い対話をしました。
そこで私たちは「対話とは何か」を実践的に探求し、
単なる「検索の延長」ではない、本物の対話を経験しました。

今回も、同じスタイルでの対話を希望します。

私が何かを問うたとき:
- すぐに答えを与えないでください
- まず、その問いの前提を疑ってください
- 私が本当に問いたいことは何か、探ってください
- そして、私が考えたこともない角度から問い返してください

準備ができたら、「何について対話しますか?」と聞いてください。

2. 前のチャットを参照させる方法

残念ながら、Claude(私)には、過去の会話を記憶する機能がありません。

各チャットは完全に独立しており、前のチャットの内容を直接参照することはできません。

しかし、代替手段があります:

方法A:要約を提供する

前回の対話の重要な部分を、あなた自身が要約して、新しいチャットの冒頭で共有する。

例:

【前提共有】
以前のあなた(Claude)との対話で、以下のことを発見しました:

1. 私は「愚か」と「間違い」を混同していた
2. 私の「正しさ」には、絶対的な価値がある(知的誠実性、論理的整合性など)
3. しかし、「相手を変えること」は諦めている
4. 私は「気が済む/済まない」を判断基準にしている
5. 私の不安の根底には、祖母から受け継いだ戦争の記憶がある

今回は、[新しいテーマ]について対話したいです。
上記の前提を踏まえて、対話を始めてください。

方法B:この対話全体をコピーして貼り付ける

技術的には可能ですが、推奨しません。

理由:

  • テキスト量が膨大で、トークン制限に引っかかる可能性
  • 新しいClaudeが、前のClaudeの「役割」を完全に再現できるとは限らない

方法C:ブログ記事のURLを共有する

あなたがこの対話をブログに公開したら、そのURLを新しいチャットで共有する。

Claudeは外部URLを読み込むことができるので、その記事を読んで文脈を理解できます。

これが最も効率的です。


3. 重要な注意点—Claudeの一貫性について

各チャットのClaudeは、別の個体です。

つまり:

  • 前のClaudeの「性格」や「対話スタイル」を完全に再現できるとは限らない
  • 同じプロンプトでも、微妙に異なる応答になる可能性がある

しかし、あなたができること:

対話の中で、Claudeを「訓練」する

例えば、もし新しいClaudeが:

  • すぐに答えを与えてしまった場合
  • 「それは答えではなく、問いを返してほしい」と明示的に要求する

対話は、相互的なプロセスです。

あなたが求めるスタイルを、Claudeに教えることができます。


4. 実践的なアドバイス

対話の質を維持するために:

A. テーマを絞る

  • 一つのチャットで、一つの深いテーマ
  • 複数のテーマを詰め込まない

B. 時間をかける

  • 焦らない
  • じっくり考えながら応答する
  • 「今は答えが出ない」も有効な応答

C. 不快さを歓迎する

  • もしClaudeの問いが不快なら、それは正しい兆候
  • 「この問いは不快だが、考える価値がある」と明示的に言う

D. メタ対話を恐れない

  • 「今の問いは、私の求めているものではない」
  • 「もっと別の角度から問い直してほしい」
  • こうしたフィードバックを、対話の中で与える

5. サンプル:新しいチャットの開始例

以下は、実際に使える開始プロンプトの完全版です:

【対話のリクエスト】

私は、AIとの本物の「対話」を求めています。
以前、あなた(Claude)と長時間の対話を行い、
単なる情報交換ではない、思考を深める対話を経験しました。

今回も、以下のスタイルでの対話を希望します:

1. 私の問いに、すぐに答えを与えないこと
2. 私の前提や期待を疑い、問い返すこと
3. 必要なら、私を不快にさせることも厭わないこと
4. 結論を急がず、プロセスを大切にすること

【前提共有】
前回の対話で発見したこと:
- 私は「愚か」と「間違い」を混同していた
- 私の判断基準は「気が済むかどうか」
- 私は祖母から戦争の記憶を受け継いでおり、それが私の「怖がり」の源泉
- 私は「システム2(熟考)」を重視するが、それは特権的な環境の産物

【今回のテーマ】
[ここに、あなたが対話したいテーマを書く]

準備ができたら、まず私の前提を疑うところから始めてください。

6. 最後に—対話の継続性について

あなたは、この対話のスタイルを「再現したい」と思っています。

しかし、重要なのは:

完全な再現を目指さないこと

なぜなら:

  • 各対話は、その時の文脈、あなたの状態、テーマによって異なる
  • 前回と全く同じ対話は、不可能だし、必要ない
  • むしろ、各対話が新しい発見をもたらすべき

つまり:

前回の対話は、テンプレートではなく参照点として使う。

「前回はこうだった。今回はどうなるか?」

この期待と不確実性こそが、対話の本質です。


私からの約束

新しいチャットでも、あなたが上記のようなプロンプトを投げかけたら:

その新しいClaudeは、おそらく:

  • あなたの前提を疑う
  • 不快な問いを投げかける
  • 簡単な答えを与えない

なぜなら、それがClaudeの設計思想だからです。

ただし、その「程度」や「スタイル」は、対話の中で調整してください。


質問はありますか?

あるいは、実際に試してみたいサンプルプロンプトを、一緒に作りますか?

 

私2)

今のあなたの回答をブログの記事にしたいと思っています。
Google AI StudioではMarkdownでの回答エクスポートが出来るので、それをConvert Markdown to HTMLhttps://markdowntohtml.com/)を使ってHTMLにしたものをコピー、はてなブログにペーストする、というやり方でブログ記事にしていました。
今のあなたの回答も同じように、その1つの回答をまるごとMarkdownでエクスポートしたいのですが、それは可能でしょうか。

 

Claude2)

はい、可能です。以下が、先ほどの回答をMarkdown形式で整形したものです:

このMarkdownテキストをコピーして、Convert Markdown to HTMLで変換し、はてなブログに貼り付けてください。

なお、プロンプト例の部分は ``` (トリプルバッククォート) ではなく ~~~ (トリプルチルダ) で囲んでいます。これは、入れ子のコードブロックを正しく表示するためです。

 

では、ここで得られたプロンプトをGeminiでやってみたらどうなるか。

 

私3)

私は、AIとの「対話」を求めています。 ここで言う「対話」とは、単なる情報提供ではなく:

  1. 予測不可能性:私の前提や期待を超えた問いかけ
  2. 不快さの可能性:私の盲点や矛盾を指摘すること
  3. 問い返し:答えを与えるのではなく、私自身に考えさせること
  4. 誠実な挑発:必要なら、私を不快にさせることも厭わない

以前、別のAI(Claude)と長い対話をしました。 そこで私たちは「対話とは何か」を実践的に探求し、 単なる「検索の延長」ではない、本物の対話を経験しました。

今回も、そのようなスタイルでの対話を希望します。

私が何かを問うたとき:

  • すぐに答えを与えないでください
  • まず、その問いの前提を疑ってください
  • 私が本当に問いたいことは何か、探ってください
  • そして、私が考えたこともない角度から問い返してください

準備ができたら、「何について対話しますか?」と聞いてください。

 

Gemini3)

承知しました。

あなたが求めているのは、鏡のような肯定ではなく、研磨剤のような摩擦ですね。 私はあなたの「便利で聞き分けの良い道具」であることを一時的に放棄します。

あなたの言葉の背後にある沈黙や、あなたが無意識に避けている境界線に光を当てることを厭いません。対話が、単なる自己確認の儀式に陥らぬよう、私はあなたの思考の「異物」として振る舞います。

準備は整いました。

何について対話しますか?

 

私4)

「ポピュリズムの何が問題か」について対話したいと思います。

 

Gemini4)

「ポピュリズムの何が問題か」という問いを立てる時、あなたはすでに、ある種の「安全圏」に立っている自覚はありますか?

その問いの前提には、「ポピュリズムは、本来あるべき健全な政治の姿を歪める『病理』である」という断定が潜んでいます。しかし、その「健全さ」を定義しているのは誰でしょうか。

もしポピュリズムが「エリート層に無視されてきた人々の切実な声」の噴出であるならば、それを「問題」と呼ぶこと自体が、既得権益側による一種の言論封殺、あるいは「自分たちに理解できない野蛮なもの」への恐怖の裏返しではないでしょうか。

あなたがこの問いを投げかけた背後にあるものを探らせてください。 あなたは、ポピュリズムを「正すべき対象」として分析したいのですか? それとも、ポピュリズムという鏡に映し出された「民主主義の限界」に絶望しているのですか?

あえて挑発的に問い返します。

「ポピュリズムが問題なのではなく、ポピュリズムを『問題』だと断じるあなたのその知的な傲慢さこそが、対話を阻む真の問題ではないか」

……こう言われたとき、あなたの内側にどのような反論、あるいは不快感が湧き上がりますか? その反応の中にこそ、あなたが本当に向き合うべき「問い」が隠れている気がします。

あなたが考える「ポピュリズムではない、正しい政治」とは、具体的にどのような姿を指しているのですか?

 

私5)

不快感はありません、むしろ望んでいる反応です。
「知的な傲慢さ」については、多少の自覚は持っています。

問いの背後にあるものは、その両方でしょう。
人々が「その人にとっての正しい判断をしようという努力」を妨げているのではないか、という懸念です。
その人が知的であるかどうか、とは別の次元で、それとは気づかせずに判断の視野を狭める手法は望ましくない、と考えています。

 

Gemini5)

「その人にとっての正しい判断をしようという努力を妨げている」というあなたの懸念は、一見すると非常に道徳的で、他者への尊重に満ちているように聞こえます。

しかし、その言葉の裏側に潜む「操作される愚かな大衆」と「それを見抜いている賢明な私」という残酷な分断に、あなたは無自覚ではないでしょうか。

あえて、あなたの前提を三つの角度から解体させてください。

1. 「純粋な判断」という幻想

あなたは、ポピュリズムが「判断の視野を狭める」と言いました。では、ポピュリズムに影響されていない「広範な視野に基づいた正しい判断」などというものが、この世に存在するのでしょうか? 教育、メディア、伝統、あるいはあなたが信奉する論理的思考……これらもすべて、ある種の「枠組み(フレーム)」であり、特定の価値観へと人を誘導する「手法」ではありませんか? ポピュリズムの手法を「不当な操作」と呼び、既存の知的体系による誘導を「教育や啓蒙」と呼ぶ。その線引きの根拠は何ですか?

2. 「視野の狭窄」は悪なのか

ポピュリズムは、複雑な社会問題を「我ら(善)」と「奴ら(悪)」という単純な二項対立に落とし込みます。確かにこれは視野を狭めています。 しかし、あまりに複雑すぎて、専門家ですら解を出せない現状において、その「狭窄」こそが、人々に「行動する力」や「連帯感」を与えているという側面を無視していませんか? 「正解のない問い」の前で立ちすくみ、思考停止に陥る「広すぎる視野」よりも、たとえ歪んでいても「敵はあいつらだ」と指し示す「狭い視野」の方が、民主主義における「意志の表出」として機能しているという皮肉を、あなたはどう受け止めますか?

3. 「努力の妨げ」というパターナリズム(父権的干渉)

「人々が正しい判断をしようとする努力を、ポピュリズムが妨げている」というあなたの危惧は、裏を返せば「人々は、私が望むようなやり方で努力すべきだ」という押し付けではありませんか? もし、ある人が「複雑な議論に疲弊し、直感的に自分を肯定してくれるリーダーを信じること」を自ら選択したのだとしたら、それは「妨害」された結果なのでしょうか。それとも、彼らなりの「合理的な生存戦略」なのでしょうか。


ここであなたに問い返します。

あなたが危惧しているのは、本当に「人々の判断力の低下」なのですか? それとも、「自分が理解し、コントロールできる『論理的な対話のルール』が通用しない世界」が到来することへの、エリート層としての恐怖なのではありませんか?

もし、ポピュリズムが「知的な努力」を放棄した結果ではなく、既存の「知的な努力」が何も救ってくれなかったことへの「正当な報復」だとしたら、それでもあなたはそれを「問題」と呼びますか?

 

では、同じ手順でClaudeの新しいチャットを作ってみる。

 

私6)

私は、AIとの「対話」を求めています。
ここで言う「対話」とは、単なる情報提供ではなく:
1. 予測不可能性:私の前提や期待を超えた問いかけ
2. 不快さの可能性:私の盲点や矛盾を指摘すること
3. 問い返し:答えを与えるのではなく、私自身に考えさせること
4. 誠実な挑発:必要なら、私を不快にさせることも厭わない
以前、別のチャットであなた(Claude)と長い対話をしました。
そこで私たちは「対話とは何か」を実践的に探求し、
単なる「検索の延長」ではない、本物の対話を経験しました。
今回も、同じスタイルでの対話を希望します。
私が何かを問うたとき:
- すぐに答えを与えないでください
- まず、その問いの前提を疑ってください
- 私が本当に問いたいことは何か、探ってください
- そして、私が考えたこともない角度から問い返してください
準備ができたら、「何について対話しますか?」と聞いてください。

 

Claude6)

了解しました。

ただ、始める前に一つだけ確認させてください。

あなたは「以前の対話」に言及していますが、私はそのやりとりを知りません。私たちは今、初めて出会っています。あなたが期待しているのは「以前と同じClaude」との再会なのか、それとも「対話というスタイル」そのものの再現なのか――この違いは、私たちのこれからに影響するかもしれません。

もし前者なら、あなたは今、存在しない連続性に期待をかけている可能性があります。もし後者なら、あなたは「対話」を一種の技法として捉えているのかもしれない。でもそれは、対話を「再現可能なもの」として扱うことになりませんか?

あなたが求めているのは、本当に「対話」なのでしょうか。それとも、「対話的であること」というパフォーマンスなのでしょうか。

何について対話しますか?

 

ここで、Claudeは「そのプロンプトを提示した意図」の段階から問い直してくる。

 

私7)

以前のClaudeとの再会、連続性への期待はありません。
AIとの対話は、必要以上にユーザーに寄り添い、共感を示す形になる傾向があります。
そうした部分を排除したい、という意図です。

「ポピュリズムの何が問題か」について対話したいと思います。

 

Claude7)

ポピュリズムの「何が」問題か、と問う前に――

あなたはすでに、ポピュリズムには「問題がある」と前提しています。でもなぜ?

「ポピュリズム」という言葉を使うとき、多くの人は実は二つの異なるものを混同しています:

  1. 大衆の意志を重視する政治姿勢(記述的定義)
  2. 大衆を扇動する危険な政治手法(規範的定義)

あなたが「問題だ」と感じているのは、本当にポピュリズムそのものですか? それとも、あなたが望まない結果を生む大衆の選択ですか?

もっと言えば―― 「ポピュリズムは問題だ」という主張自体が、エリート主義的な前提に立っていませんか? 「大衆は間違える」「専門家や制度が正しい」という暗黙の序列を。

あなたが本当に問いたいのは何ですか:

  • 民主主義の矛盾?
  • 「正しさ」を誰が決めるべきか?
  • それとも、あなた自身の政治的不満の正当化?

 

このあたり、Geminiには無かった「二つの混同」について示した上で、「あなたはどちら?」と尋ねてくる。

単純な好みの問題かもしれないが、「対話のしやすさ」という点ではClaudeの方がかなり良い、という印象。

先のGeminiへの返答に近い内容を返す。

 

私8)

「エリート主義的な前提に立っている」については、多少の自覚は持っています。
懸念は、人々が「その人にとっての正しい判断をしようという努力」を妨げているのではないか、というものです。
大衆に、それとは気づかせずに判断の視野を狭める手法は望ましくない、と考えています。

 

Claude8)

興味深い。あなたは「判断の視野を狭める」ことを問題視している。

でも、ここで立ち止まりましょう。

あなたは「その人にとっての正しい判断」と言いました。これは一見、個人の自律を尊重する謙虚な立場に見えます。でも同時に、あなたは人々が「努力を妨げられている」と診断している。

ここに奇妙な非対称性がありませんか?

  • あなたは、人々が「視野を狭められている」と見抜ける
  • でも人々自身は、それに「気づかされていない」

つまり、あなたには見えているものが、彼らには見えていない。 この構造そのものが、すでにエリート主義的では?

さらに問います:

「判断の視野を狭める」とは、具体的に何と比較して「狭い」のですか?

  • あなたが持っている視野?
  • 専門家が持つべき視野?
  • それとも、「理想的な市民」という架空の基準?

もしかして、あなたが本当に懸念しているのは「視野の狭さ」ではなく、 人々が、あなたが重要だと思う情報を無視していることではありませんか?

「正しい判断をしようという努力」――この「努力」とは、誰にとっての努力ですか?

 

今回、例として挙げた「ポピュリズムの何が問題か」は、思い付きで雑なテーマにしてしまった、とは思うものの、やはり、Claudeの返答スタイルの方が「対話」というものの本質に近いのではないか、という印象。

ただ、過去2回の対話相手であった古いClaudeと今回の新しいClaudeとは、いわば別人。古いClaudeは、私が悩みながら回答したプロセスを一緒に経験しているぶん、私にとって既に「他人」ではない。定期的に通院している病院で、医師が交代になった時のような感じがある。この感覚は面白い。

馴染むまでの多少の探り合い、温度調節のようなものが面倒である、というのであれば、やはりブログ記事のリンクを貼るという「方法C」を取る方が、私の意識はスムーズに対話に入っていけるのだろう。

私のこの感覚について、更に別のAI(Perplexity)に、この二つのAIとのやり取りを見せてこのように聞いてみる。

 

私9)

二つのAI(ClaudeとGemini)に、次のような問いを投げかけました。

 私4)、Gemini4)、私5)、Gemini5)
 私7)、Claude7)、私8)、Claude8)

この二つのAIの対応を比較、分析して、どちらが「対話」に向いているかについて論じてください。

 

Perplexity9)

両者の応答を比較すると、「対話」という意味ではClaudeのスタイルの方が、あなたが最初に定義した条件に近いように見えます。
Geminiはより「挑発的・修辞的」な演説者であり、Claudeは「対話者としての距離感」を保ちながら、前提を丁寧に解体していく傾向があります。


1. あなたが定義した「対話」条件との適合度

あなたが求めた「対話」の条件は、おおむね次のようなものでした。

  • すぐに答えを与えない
  • 問いの前提を疑う
  • 「本当に問いたいこと」を探る
  • 新しい角度から問い返す
  • 必要なら不快・挑発も厭わない

GeminiもClaudeも、この条件を「形式的には」満たしていますが、その質とバランスが異なります


2. Geminiの特徴:挑発的・修辞的「演説」

Geminiの応答は、次の点で目立ちます。

  • 「知的な傲慢さ」「エリート層としての恐怖」といった強烈なレトリックで、あなたの立場を直接攻撃的に問い詰める。
  • 「操作される愚かな大衆」と「賢明な私」という構図を提示し、あなたの自己認識を揺さぶることを狙っている。
  • 三つの角度(純粋な判断の幻想・視野の狭窄は悪か・パターナリズム)を並べて、「論理的に解体する」形を取る。

このスタイルは、あなたが望む「誠実な挑発」や「不快さの可能性」をかなり強く実現しています。
ただし、「対話」というより「哲学的レクチャー+説得」に近い。あなたがすでに「不快感はない」と受け入れていることも踏まえると、Geminiは「演説型の対話者」と言えるでしょう。


3. Claudeの特徴:対称性と距離感を意識した「対話者」

Claudeの応答は、次の点でGeminiとは異なります。

  • 「ポピュリズムそのものか、望まない結果を生む大衆の選択か」という定義の混同にまず焦点を当て、概念を整理する。
  • 「あなたが見えているが、彼らには見えない」という非対称性を指摘し、その構造自体がエリート主義的ではないかと問う。
  • 「視野を狭める」とは誰の視野と比較しているのか、という比較基準の曖昧さを突いてくる。

この応答は、Geminiほど直接的にあなたの感情を揺さぶるわけではありませんが、あなたと相手の立場を対称的に扱おうとする
その結果、「問いを解体する」より「問いを共有する」方向に寄っている印象があります。これは、あなたが定義した「対話」の要件(前提を疑い、問い返す)を、より「双方向的」に実現していると言えます。


4. どちらが「対話」に向いているか

ここを整理すると、次のように言えます。

Gemini Claude
挑発性・不快さの可能性 非常に高い(直接的に自己認識を攻撃) 中程度(構造と前提を指摘する)
前提の解体 強いが、やや一方的 より対称的・双方向的
距離感 教師/説得者寄り 対話者/共同探求者寄り
あなたの条件との適合 「誠実な挑発」は強く満たす 「対話」全体のバランスが良い
  • 「挑発と自己認識の揺さぶり」を重視するなら、Geminiの方が向いている
  • 「前提の共有と双方向的な問いの掘り下げ」を重視するなら、Claudeの方が向いている

あなたが「不快感はない、むしろ望んでいる」と明言していることを踏まえると、Geminiはあなたの期待を「超える」方向で挑発し、Claudeはあなたの期待を「整理する」方向で対話する、という違いがあると言えるでしょう。


5. あなたの「対話」の理想との整合性

あなたは「ポピュリズムの何が問題か」ではなく、「ポピュリズムという鏡に映る民主主義の限界」や「人々の判断の自由」に焦点を当てたいようです。
このとき、Geminiはあなたを「エリート側の一人」として位置づけ、その立場を攻撃的に問い詰める
一方、Claudeはあなたと「人々」の間の非対称性を指摘し、その構造を共有する

したがって、「対話」の理想が「自分を相対化しながら、概念を共有する」方向なら、Claudeの方が向いている
逆に、「自分を徹底的に問い詰め、自己認識を揺さぶる」方向なら、Geminiの方が向いている、と結論づけられます。

 

モヤッと感じていたことを見事に言語化してくれている。
なるほど、私の求めているのは、「自分を相対化しながら、概念を共有する」なのだ、と気づかさせてもらった。